このように同じ面積でもピッチが大きい(=LEDドット数が少ない)と画質が荒くなります。
言い換えれば、画質をあげる為には①LEDビジョンを大きくするか②ピッチを小さくする必要があります。
では、画質をあげるために①と②を選ぶ場合、どちらの方法が安上がりになるか見てみましょう。
まず、検討する際に考慮しなければならない、代表的な要素をあげてみます。
・本体費
・施工費
・電気代
本体費
本体費は主にピッチと量によって価格が変動します。グラフにすると分かりやすいので、P1からP10の相対的価格を表します。
施工費
面積が大きくなればなるほど、施工費も比例して大きくなります。10㎡を超えたあたりから、設計費や作業車費用、足場費用が発生してくるため、多少割高になる傾向があります。
電気代
面積当たりで考えればピッチが細かいとLEDチップ数も多くなり、電力をより多く消費します。当然、面積を増やしてもその分、ピッチに関係なく消費電力は大きくなります。
例えば解像度100×100pxのLEDビジョンを導入す
結論を先に述べるとサイズを大きくするよりも、ピッチを小さくするほうが安上がりになります。
例えば100×100pxのビジョンを用意する場合、P1では5.25必要ですが、P2では11.8で約2倍の費用が必要になります。
注目していただきたいのは必要面積です。P1の場合、1㎡で済みますが、P2の場合4㎡を必要とします。
発想を変えれば2倍の費用だけで4倍の面積を得られるということです。
ここから分かることはLEDビジョンのピッチは低予算重視か面積重視かを明確にすることが大切だということです。
まとめ
LEDビジョンのピッチには以下の点に注意する必要があると言えます。
1.LEDビジョンとターゲットとの距離
2.コストダウンor表示面積アップ
この2点を見誤ると無駄に費用が発生したり、思うようなディスプレイ表現が出来なくなります。
上記の説明はあくまで一般論であり全ての状況に当てはまるわけではありません。株式会社プロテックでは、お客様とのヒアリングや現場調査を行い、正確にピッチ選定を行います。LEDビジョンのことでお困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。